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2010-11-12 17:02 | カテゴリ:このせつ長編
この記事の前に、お礼SSとコメ返の記事をそれぞれUPしています。



遅くなりましたが、長編の続きになります。
でわ、このせつWORLDへGO!!









せっちゃんのお師匠さんとの修行はハードやった。
うちの眼では追えんくらいのスピードで繰り広げられた剣劇の数々。
アスナはかろうじて追えたみたいやけど・・・・。せっちゃんは小さい頃からこんな修行を続けてきたんやね。

しばらくして師範さんに促されて道場を後にした。せっちゃんは何度倒れてもすぐに起きてお師匠さんに向かって行った。
エヴァちゃんの修行もそうだが、『生きるか死ぬか』一歩間違えば死が待ち構えている。
せっちゃんは強くなるための修行だといつも言う。
「せっちゃん・・・・ごめんな・・・」
彼女が頑張るのは自分の為だと知っている。うぬぼれでは無いと思う。だからこそ申し訳ないと思うし、彼女の為に強くなりたいと思う。
そんな想いが胸中に渦巻いて、ぐるぐると考え込んでしまった。
そんなウチを見て師範さんは優しく微笑んでくれた。
「お嬢さま。よければご覧になっていただきたいものがあるのですが」
「え?」
「アスナさんはまだ見学してますし、たぶんもうそろそろ参加されるかと」
確かに耳を澄ませば道場の方からはアスナの悲鳴も交じっている。

・・・・・ちょっ!早まったかも!・・・・きゃー!・・・・アスナさん!しっかり!!・・・・・

「ふふ、どうやら始まったようですね。さ、行きましょうか」
「え?あ、はい」
「お嬢様は見ない方がよろしいですよ。ウチの姉は恐ろしいですし・・・・」
どこか遠い目をして師範さんは歩き出した。
どういう意味なんやろうか・・・?



西に日が傾きかけた頃。縁側を歩いてると柱にもたれるようにして寝ている刹那を見つけた。
「せっちゃん?」
無反応・・・・規則正しく寝息が聞こえてくる。
そっと隣に腰を下ろして顔を覗き込む。
小さな擦り傷はできていても大きな怪我はしていないようだ。
よかった。
ふっと刹那が揺れたかと思うと目が開いた。
起きたのだろうか?いや・・・揺れている。また、目が閉じていく。
そのままゆらゆら危なげに揺れていたかと思うと、前のめりに傾いていく。
「あ、せっちゃ・・・・・ん・・・?」
一度ピタッと動きを止めたかと思うと今度はこちらに倒れてきた。
「あっ危ない!・・・もう・・・・しゃぁないなぁ・・・・」
危なっかしいため自分の右肩に刹那を落ち着かせてやると、・・・安心したのか口元が優しげに揺るんだ。


「何やってんの?」
「あ、アスナ!って・・・アスナはなんやボロボロやな」
「あぁ、まぁね。やっぱり刹那さんやお師匠さんにはついていけないわ」
苦笑しながらアスナがウチの隣に腰を下ろす。そのとき、横に置いていた古いノートを手に取った。
「これ何?」
「あ、それ師範さんに借りたんよ。子供のころのせっちゃんのノート」
「ノート?」
「うん。日記みたい」
「え?読んでもいいの?」
「ふふ、大丈夫やろ」
アスナと一緒にノートを開く。そこには幼い字でせっちゃんの決意が書かれていた。
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