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2012-08-18 16:28 | カテゴリ:毎土このせつ企画
うあぁ・・・・あつい・・・


溶けてたれぱんだみたいになりそうです

たれぱんだっていまどきの子に解るんかな?

まぁ、垂れたパンダちゃんだよ


さて、このせつというか、ほのぼのっとしたせっちゃんが書けたので

なんとなぁく流しときますねww

読んでもらえたらうれしいな。


ではでは、このせつWORLDへGO!!




ドォォォンッ!! ギィンッ!

麻帆良の裏山に響き渡る轟音。
その音は麻帆良の敷地すべてに響き渡る・・・・ことは無かった。
不思議なほどのどかな、いつもと同じ賑やかな麻帆良の空気が流れていた。

よくよく注意深く見てみると、裏山はとても不思議な力で囲まれていることが分かる。
これは強力な結界。
麻帆良全体に施されている結界とは少し違い、ここは妖怪を集めるための結界。
防音、人を遠ざけるための結界であった。
夜な夜なここで激しい戦闘が行われている。

桜咲刹那。彼女も妖怪退治を専門とする一人だ。

「神鳴流奥義!百烈桜華斬!!」

「斬岩剣!!!」

「奥義!雷鳴剣!」

彼女が技を繰り出すたびに大きな衝撃音とともに岩が砕け散り、雷が落ちてくる。

が、どこを見渡しても妖怪の姿は無い。
あるのは彼女に斬られて元の型紙に戻った式紙だけ。

真夏の夏空の下、刹那は一人修行中だった。

「はぁ、はぁ、・・・・・ふぅ。一通り倒したな」

周囲の気配を探ってみても特に怪しい気配はない。
龍宮、楓にそれぞれ気を込めてもらった式紙もすべて倒し終わったな。

一息入れようと夕凪を鞘に納めた時に一つ新しい気配を感じた。

「本体~!」

振り返った先には小さな式紙が水筒の紐を重そうに握りしめて空に浮いていた。

「あぁ、ちび刹那。どうした?お前は木乃香お嬢様と一緒じゃなかったのか?まさかお嬢様に何か!?」

「はいです。お嬢様から差し入れを預かってきました」

小さな身体を少しだけ後ろにそらして胸を張ってみせるちび刹那をみて、どうやら心配はないことを察した。
手に持っている水筒が差し入れなのだろう。
どこか抜けているちび刹那だが、自分が作った式神なのだからおバカなのは仕方ないのかもしれない。
いつか師匠が言っていたな。式神は自分の心を写す鏡だと。
・・・・つまり私が馬鹿だということだろうか・・・・。

勉強をもう少し真面目に頑張ろう。
そっと心で決意していると、ちび刹那が不思議そうに覗き込んできた。

「どうしたんですか?本体?」

「なんでもない、それよりお疲れ様、ちび。ちょうど休憩しようと思っていたから、一緒に飲もうか」

ちび刹那から水筒を受け取って適当な木の下に座る。もちろんちび刹那は膝の上だ。
水筒には小さな巾着が括りつけられていて、クッキーが少しと小さなコップが一つ。
多分ちび刹那用だろう。
水筒の中身はスポーツドリンクだった。
ちびに注いでやり、クッキーと一緒に渡してやる。ついでに膝の上にハンカチを広げておく。
これで食べこぼしても平気だろう。

「ほら、ゆっくり食べるんだぞ」

「はいです」

ちび刹那の半分くらいの大きさのクッキーだ。それを口いっぱいに頬張るのだから、喉に詰まらせないか心配だ。
両手にクッキーを持っているからコップを受け取ることが出来ないため、仕方なしに脇に除けておく。
自分の分も水筒の付属のコップに注いで一口。
うん。冷たくて美味しい。
キンキンに冷えているわけでもないので体が冷えることもないだろう。

夏の青空をぼんやりと眺めていると急に声が聞こえた。

『せっちゃん』

慌ててポケットを探る。パクティオーカード。
うっすらと光っているのを確認してから、心の中で応える。

『お嬢様、差し入れありがとうございます』

『うん、邪魔してごめんなぁ?そろそろ、ちびちゃんが着く頃かと思うてな。無事に着いたみたいやね』

『先ほど。今は休憩中ですね。クッキーを美味しそうに食べていますね』

木乃香に応えつつ膝の上を見ると、不思議そうに見上げてくるちびと目があった。
口元にクッキーのかけらが沢山ついている。

「まったく、仕方のない奴だな」

「てへへ」

恥ずかしそうに照れ笑いをしてからまたクッキーにかじりついている。
本当に仕様のない奴だ。

『ふふっ、ちびちゃんは食いしん坊さんやからね。せっちゃんにそっくりや』

「なっ!私はそんなに食いしん坊じゃありません!」

思わず口に出して抗議してしまった。
ちびがびっくりしてクッキーを喉に詰まらせてしまい、慌ててスポドリを飲ませてやる。

「だ、大丈夫かちび?すまん」

「ケホッ・・・だ、大丈夫です。どうしたんですか?」

「あぁ・・・何でもないんだ。気にするな」

『あやぁ?ちびちゃん大丈夫かぁ』

「あ、お嬢様、はいです。ありがとうございます」

にこにこしながらカードに話しかけるちびを横目に見つつそっと息を吐く。
(まったく、・・・・たまにはこんな風に、修行の合間にのんびりするのもいいものだな。アスナさんやはるなさん達と別荘での修行では一緒に休憩するが、ほとんどがおしゃべりからかいに発展してそのままアーティ・ファクトを使った本気のじゃれあいになるからな。

こんな風に静かに休憩したのはいつ振りだろうか・・・。
お嬢様たちと仲良くする前は休憩なんてろくに取らなかった。クールダウンをしてからの水分補給。それが終わればまたすぐに修行の再開。そんな事ばかりしていたな。

『せっちゃーん?はよぉ帰ってきてな?今日のご飯はハンバーグやで』

『ハンバーグですか。良いですね。早めに戻って手伝います』

『そんなん、えぇよ?』

『いえ、手伝います』

『ほなら、手伝ってな。せっちゃん』

『うん、このちゃん』


夏の午後は今日もセミの声と、麻帆良の学生の声で溢れている。
裏山には一人の少女の穏やかな笑顔と共に夏の風が吹き抜けていた。
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