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2013-10-31 20:12 | カテゴリ:このせつSS
トリック オア トリート♪


という事で、前回の続きでーす。


そして、魔法の言葉は一切言ってないので今言っておきましたwwww


んじゃ、準備は良いですか?

このせつworldへGO!



「刹那はどこにいるか解りましたか?」

「それが、どうやら気を隠すのが上手くなったみたいですね。刹那の気は少し追いにくいです」

「へぇ?それはそれは。で?」

「うん、木乃香様の気はしっかりと」

「ふふ、まだまだですえ」

「行きましょうか」

「はいな」



「せっちゃん、支度できたー?」

『あ、はい。これからそちらに向かいますので。えっと……、師匠達も来たみたいなので、少し別行動を』

「んー。逃げんでもええと思うんやけど?」

『ちゃ、ちゃんと後で会いますよ!逃げたりしませんって』

「ん。ほな、後でな?」

『はい……』

そないに照れんでもええと思うんやけど。

「刹那さんどう?来るって?」

「あ、明日菜。うーん。一応来るらしいけど、ちょっと別行動したいんやって」

「あぁ、お師匠さん達から逃げる間?」

あはは、やっぱり明日菜もそう思うんや。

「一応逃げるわけじゃないとか言うとったよー?一応な」

「一応ね。で?仮装はちゃんとしてるんでしょ?ならどうせ会場に顔出しても分かんないんじゃないの?あそこ広いし」

「んー。ウチが覚えとるお師匠さん達ってすごいんよ。うちの実家の何処に居ってもウチとせっちゃんを的確に見つけるんよね。かくれんぼなんて一分も隠れてられへんかったし」

「……大人げないわね、それ」

「せやね。おかげでせっちゃんと何処にダミーとか仕掛けるかとか一緒に悩んだくらいやもん」

「もっと子供らしいこと考えなさいよあんた達も」

えへへ。言われてみれば確かにそうやね。

「さって、私達も行きますか。木乃香の今日の仮装はキョンシーなのね」

「うん、明日のハロウィンの打ち上げでウィッチするし」

「あぁ、明日の仮装まだ決めてないわ。どうしよ」

「ほな、明日はあれ着ればええやん。せっちゃんが結局着んかった新撰組」

「あっ、そうしよっかな」

今日は10月31日のハロウィンパーティー。お祭り好きな3-Aは一日中騒いだ後は翌日の11月1日に打ち上げと称してまた仮装パーティを計画している。

二日とも仮装をするのが決まりで同じ格好をしてはダメとなっている。

今日の明日菜の恰好はデュラハンだ。

一回り大きい甲冑に身を包み頭までしっかりと甲冑の胴の中に収めている。小脇に穴がありそこから顔を出すこともできる。(頭を抱えているように見せる為)

「じゃぁ、パーティーにしゅっぱーつ!」

ガチャガチャと小気味よいリズムを響かせデュラハンが歩くのを横目にぴょんぴょんと跳ねながらついてゆく。別に普通に歩いてもいいのだが、やっぱりキョンシーは跳ねてゆくものだろう。



「わぁ!流石いんちょう主催なだけあって盛大やねぇ。今年はまた賑わってるわねぇ」

麻帆良学園全体のお祭りとして雪広財閥が出資してくれているらしい。

学園祭の時並みの盛り上がりを見せている。

「あっみんなぁ!」

「おー?木乃香に明日菜。やっと来たんだ、こっちこっちー」

3-Aのメンバーを見つけて傍によるともう、誰が誰だか分からないくらいに顔中に落書きをされていた。

「うわー、見事にイタズラされまくってるのね」

「あははははは、そーなんだよねー。みんなお菓子持ってなくって。というか、このお祭りはお菓子は用意されてるからね、イタズラするのが当たり前ってね。という事で」

「うっ、しまった」

「あやー」

「それっ!やっておしまい!この綺麗な顔した二人を落書きだらけにしちゃえー!」

「お嬢様!」

ザッ!

「あ、せっちゃん」

「ご無事ですか?お嬢様」

「うん、ウチは大丈夫や。ありがとうな」

「チッ刹那さんか。こうなったら、優奈!やっちゃって!」

「ハルナさん、見事な海賊っぷりと言うか悪役ですね」

「ふふふ、当然よ。お祭りは楽しまなくっちゃね、導師様」

「くっ 狙撃!?これはペイント弾。優奈さんも最近油断できないくらい正確な射撃をしてきますね。今日はガンナーの仮装ですか」

「へへっ、龍宮さんに教えてもらってるからねー。どんどん行っちゃうよー」

「あぁ!もう!鬱陶しいわね!こうなったらこっちも!行くわよ!刹那さん!」

「はい、明日菜さん!」

「あやー、木乃香もせっちゃんもノリノリやね。せっちゃんはお師匠さんの事大丈夫なんやろか?」

「ふふっ、いろいろ罠とかを仕掛けていたみたいですがね。私達に気づかないくらいには今は楽しんでいるみたいですえ」

「そのようですね。木乃香お嬢様、お久しぶりです。ごあいさつが少し遅れましたが、神鳴流当主代理としてごあいさつを」

いきなり左右から懐かしい声が聞こえた。

見るとゆっくりと顔を上げるせっちゃんのお師匠様が二人。

流石は神鳴流の二人。全く気配も感じなかった。

「あ、お師匠さん!ご無沙汰しております」

「いえ、こちらこそお久しぶりです。お元気そうで何よりです。その仮装、とてもお似合いですよ」

にこっと優しく笑いかけてくれるのを見て、小さなころから変わらない二人にどこか安心を覚える。

「幼い頃もその仮装をされていましたね。刹那もあの時と同じ。懐かしいです」

そう、今回の恰好は小さい頃に初めてハロウィンのパーティをした時と同じだった。

実はお師匠さん達が来ると聞いてこの格好にしたのだ。

自分たちの成長した姿として、きちんと見て欲しいと思って。

こんな形でしか素直に見せれないのだから、まだまだ子供なんだとは自覚しているのだが。

しばらくはお師匠さん達と談笑していたのだが、だんだんとクラスメイトが集まってきて最終的には誰かれかまわずイタズラが始まって。

気が付いたころにはすっかりと顔中落書きだらけになっていた。

勿論お師匠さん達も。

久しぶりに心から楽しそうに笑うせっちゃんがみれた気がした。
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