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2014-12-27 11:28 | カテゴリ:このせつSS
            申し訳ございません



ごめんなさい。いま、さくひん見返してて気が付きました。

初めてのお薬

この記事SSが掲載されていなかったですorz


本当にごめんなさい。
今更気づくとかまじごめんなさい。

うっかり楽しみにしていた人が居るかもしれないというのに。

いや、いないかな?でも拍手6入ってるので抗議の拍手?とか。


ほんといまさらですが、改めて掲載しておきます。

申し訳ございませんでした。

確実に追記に入れておきますので。






静かな……静かな夜に少しだけ混じる苦しそうな息遣いだけが私の耳に届く。

朱く色づく頬を上気させ、苦しそうに胸元を強く握りしめている愛おしい人に私は……どうする事も出来ないのか?

「せっちゃん、心配せんでええから……一人にして……」

濡れた瞳で言われても……説得力なんてありませんよ。

いったい、何があったんですか。

仕事の打ち合わせですっかり遅くなった私は、皆より遅れて別荘へと到着した。

中に入ると既に夜になっていて、茶々丸さんのお姉さんが部屋へと通してくれたのだ。

エヴァンジェリンさんは何か魔法薬の研究中だとかで顔を出すのは控えたのだが、部屋に入るとお嬢様がベッドで蹲っていたのだ。

そろそろ日付が変わろうかという時間に、部屋で一人蹲るお嬢様を放っておくことなど出来るはずがない。

「せっちゃん……」

すかさず駆けよれば縋り付くように見つめて来るのに、何故か私から距離を取ろうとするお嬢様に少しだけ違和感を覚えた。

「お嬢様?」

確かに頬も上気し、瞳も潤んでいる。一見して熱があるのではとも思ったが、様子がおかしいのだ。

制服姿のままベッドに居たのを見る限り、お嬢様も私とさして変わらぬ時間にここへ来たのではないだろうか?

部屋の中には変わったものはない。

いや、ナイトテーブルの上にグラスがひとつだけ置いてあった。

中身は残っていないが、お嬢様はあれを飲んだのだろうか。

『おい、刹那』

ふっと頭の中でエヴァンジェリンさんの声が響く。

「……なんですか?」

『まさかとは思うんだが、お前らの部屋に薄紅色の飲み物ないか?』

「薄紅色かはわかりませんが、グラスは一つだけありますよ。お嬢様が飲んでしまわれたみたいですが。それが何か?というか、お嬢様の様子がおかしいのですがこれはいったい……」

『……くっ……ふふっ。そうか飲んでしまったのならまぁいいさ。それは強力な媚薬だ。まぁ、人間にとってはだがね。そうか、木乃香が飲んだのか』

可笑しそうに笑っているエヴァンジェリンさんの言葉を理解するのに随分と時間が掛かってしまったように思う。

「は?」

『催淫剤だよ。本来は別の物なんだが、まぁいいさ。チェリー酒と間違えて木乃香が持って行ってしまったんだろう。早く楽にしてやれ。そうだな……多少の事では効き目は切れん。が、明日は木乃香にやってもらうこともある。思いっ切りしてやれ。じゃぁな』

「ちょっ!?待ってください!エヴァンジェリンさん!」

何度呼びかけても返事は帰って来ない。

再びお嬢様の方に視線を戻すと、先ほどよりも苦しそうだった……。

ゴクリ……

知らず知らずのうちに汗が流れる。

いま、この部屋にいるのは私とお嬢様の二人だけ。

この広い城の部屋はそれぞれ広く、隣の部屋との間隔も広く取られている。

静まりかえった夜とはいえ、多少の物音なら聞こえはしないだろう。

「っ……はぁ、んっ……」

苦しそうにするお嬢様を放っておくわけにはいかない。

静かに、傍に近づく。

「せっちゃ……ん?」

ゆっくりとベッドに上り、お嬢様の前に座る。

「お嬢様……その……ご自身の身体の変化には気づいていますか?」

「……」

ゆっくりと頷くのが見えた。

顔にどんどんと熱が集まっていくのが分った。

もう一度、ゆっくりと唾をのみ込む。

「その、……エヴァンジェリンさんいわく」

「せっちゃん」

言葉の途中を遮るようにお嬢様が口を開いた。

「あ、んな?これだけは言わせて……」

「な、なんでしょうか」

ゆっくりと視線を合わせると、お嬢様が笑っていた。

「ウチな?薬の所為もあるとは思う。けど……いつも思ってたんよ……。せっちゃんと……そうゆうことしたいって。せやから、せっちゃんが良かったら……おねがい」

何かが切れる音がした。

それは……私の理性を縛りつけていた鎖だったのかもしれない。

「んっ……ふぁあ……せっちゃ……」

「このちゃ……ちゅっ……ん……」

気が付いたらキスをしていた。

「ちゃんと……出来ないかもしれません……。その、初めての事なので。ですから……」

「うん、ウチも初めてやから。でも、せっちゃんにして欲しいんよ。せっちゃんとしかしたくない」

「このちゃん……」

「好きなんよ。せっちゃん」

「私も……好きです」



ゆっくりとベッドに倒れ込む。

優しく、ゆっくりと……そこに触れた。

温かいもので溢れていた。
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