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2015-09-12 00:00 | カテゴリ:毎土このせつ企画
お久しぶりです。

無事に艦これイベントもクリアし、欲しかった磯風も期間中にギリギリでしたがゲット!!!

夏イベ終わったー!

ってことで毎土このせつを投稿です!

蟹 紅葉 カラオケ です!

「カラオケ行こうよー」

放課後の教室にクラスメイトの元気な声が響き渡る。

チアの三人がいつもの週末を過ごすのだろう。楽しそうに話しているのを横目に通り過ぎる。

校庭に植えられた紅葉はまだまだ高揚する様子がない。

廊下を歩きながら窓の外に移していた視線をほんの少し下げるとそこにはゆらゆらとサイドに結わえられた髪を揺らしながら駆けてゆく背中が一つ。

思わず足を止めて見つめているとふと足を止めた少女がこちらを見上げた。

「あっ」

思わずしゃがみ込んでしまった。

目は合わなかったしたぶん気が付かれてはいないと思う。

ドキドキと早鐘を打つ胸を押さえ呼吸を整える。

鋭く鋭利な視線を思い出す。

大丈夫、大丈夫だ。自分はたまたま廊下から校庭を見ていただけだ。

やましい気持ちなどないのだからと自分に言い聞かせゆっくりと立ち上がる。

明日何かを言われたらそう答えればいいと。

そっと視線を窓の外に戻せばもう彼女の姿はなかった。




「カラオケ行こうよー!ね!」

今日も楽しそうにクラスメイトはいつもの週末を過ごすために好き勝手に集まり話してる。

そんな彼女たちを横目に通り過ぎ廊下にでる。

校庭に植えられた紅葉はまだ色づく気配はない。

二年前のあの日と同じように視線を校庭に向けると彼女が居た。

サイドテールを揺らし駆けてゆく。

その背中を見つめているとふと足を止めこちらを見上げるように振り返る。

しっかりと目が合ったかと思うと頭に彼女の声が響く。

『少し遅くなるかもしれません』

「ん、ええよ。晩御飯うちで食べるんよね?」

『はい。お嬢様さえよろしかったらですが』

「全然ええよ。今日は蟹なべやからね」

『楽しみにしています。でわ、行ってきます』

「いってらっしゃい」

あの日と違う。

今度は違う気持ちで胸がドキドキと早鐘を打つ。

「せっちゃん……」

窓に映る自分の顔はあの日の不安げな表情ではなく。

ほんの少し赤くなった笑顔だった。
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