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2010-04-05 18:55 | カテゴリ:このせつSS
このせつ一本書けたので(*^□^*)


惧羅雌はぐらし
嵐はらんと読んでください(´∀`)



これはまぁ・・・・ある意味死亡ネタなので嫌なら読まないでください(;^_^A



では、このせつWORLDへGO!




1315年
時は戦乱の世
2人の少女は戦っていた


血気飛び散る戦場の中で一際盛大な血飛沫が飛んだ
「ぐっ・・・惧羅雌さ・・ま」
ドサッ!
息耐えた男の前には年端の行かぬ少女が立っていた
「・・・・・」
・・・チャキッ

無言で男を見つめた後に背を向け次の標的へと駆ける

何の感情をも表わさない紅色の双眸は曇ったまま一筋の光すら宿すことなく赤く染まる戦場をただ映すだけだった



日も陰って来た頃に自身の仕える主である嵐の旗許がある本陣に戻って来たセツ
先ほどの戦場で傷を負ったのか左腕からは血が流れているにも関わらず手当てをしようともしない
そんな少女へと近づく者が1人

「せっちゃん」
セツに声を掛けた少女・・・・コノエはそっと血が流れるセツの左腕を握った
「手当て・・・せなあかんやろ?」
黙ったままコノエを見つめ続けているとそっと地面へ座らされた

黙ったまま黙々とセツの腕の手当てをするコノエ

俯いたままおとなしく手当てを受けるセツ

2人は今年数えで十四になる
なぜこのような年端も行かない少女が鎧に身を包み戦場で戦うのか
なぜ、本陣で兵士達の面倒を少女が見ているのか


惧羅雌一派に村を焼かれ、嵐に拾われた二人
惧羅雌への復讐のためにセツは兵士として、コノエは世話係として嵐に仕えることとなった

「傷、また増えてもうたな」少女の顔が悲しそうに歪む


「・・・なぁ、このちゃん」それまでずっと押し黙ったままだったセツが口を開く
「ここから逃げへん?」
「せっちゃん!?」
「復讐のために戦っても村の皆が戻ってくる訳やないし・・・・何よりこのちゃんが笑わんくなってもうた・・・」
「せっちゃん・・・でも、今逃げたりしたら惧羅雌だけやない、嵐様からも追われることになる。ウチはせっちゃんがこれ以上傷つくところみたない」


「大丈夫や、このちゃん」
それまでずっと曇っていたセツの瞳には力強い光が宿っていた
「このちゃんのことはウチが守るから、ウチは傷付いたりせぇへん!大丈夫や!」
「せっちゃん」
コノエはセツの腕の傷にそっと触れて
「ウチもせっちゃんを守る、一緒に行こう」




そうして2人は本陣を抜け出し、安息の地求めて歩きだした

が、幼き少女2人の足では直ぐに嵐達に追い付かれてしまう
謀反人として追われ、惧羅雌一派には嵐兵として追われる毎日


とうとう体力も限界に達した時には周りを囲まれていた

セツは約束通りコノエを守る為に敵へと切り掛かる
コノエもセツを助ける為に、せめて自分の身だけでも守る為に刀を手に取る



周り一帯は気が付けば血の海で鉄の匂いが充満していた
その中に2人の少女はいた

コノエは致命的な傷を負ってはいたが意識ははっきりとしていて手当てをすればまだ助かるだろう
だが、コノエの腕の中の少女・・・セツは致命傷をいくつも負っていた


そんな彼女を必死で呼び続ける
「せっちゃん!せっちゃん!!あかん!せっちゃん!」
血で染まった手をそっとコノエの頬に伸ばす
腕を支える力がもう残っていないのだろう・・・落ちそうになるその腕をそっと支える
「こ・・のちゃ・・・なかんといて?ウチ・・・もうダメみたいや・・・このちゃんのこと、守れんくて堪忍な?」
そっと笑うセツを見て涙が止まらない
何かを言いたくても口を開けば出てくるのは嗚咽ばかり・・・
死んでほしくないと、自分を守ってくれたと気持ちを伝えたくて首を振る

「このちゃん・・笑って?ウチ、このちゃんの太陽みたいな笑顔が大好きや・・・・」
苦しそうに・・・でも、笑って頼む彼女の最後の願い
それに応えるために笑う
「ウチも、せっちゃんの笑顔が一番大好きやで!せやから、またウチの隣で笑ってみせて?」

「もちろんや。ウチはこのちゃんといつまでも・・・生まれ変わっても絶対にこのちゃんの傍におる。そう魂に誓ったんやから・・・」
「約束や!生まれ変わっても絶対に絶対ウチの傍におること」

「約束・・・です」
そっとコノエの涙を拭って笑う
「ウチが見付けるからな?」「ふふ、頼むで?」
「任せとき」
「このちゃん・・・・またね・・・・・」

少女の腕の中で息を引き取った少女
その死顔はとても穏やかに微笑んでいた






時は流れ世は平成と呼ばれる時代


京都の山奥で2人の少女は再び出会う


「桜咲・・・刹那です」
「せつなちゃん・・・ならせっちゃんやな!」
「え?」
「よろしくな?せっちゃん//ウチは木乃香や!近衛木乃香」
「え・・・と//よろしくお願いします!このちゃん///」

はんなりと笑うコノエの魂を次ぐ木乃香
はにかんだ笑顔のセツの魂を次ぐ刹那
2人は再び隣で笑い合う
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